弁護士の北村です。
皆さんが弁護士の仕事と聞いて真っ先に思い浮かべるのは何でしょうか?もしかすると、「悪いことをした人の弁護」かもしれません。
逮捕された人たち、起訴された人たちを弁護する活動が、刑事弁護です。
弁護士が被疑者と速やかに面会でき、家族・親族や被害者の方と早期に連絡が取れれば、身柄拘束からの早期解放が可能になることがあります(因みに、被疑者本人以外にも一定範囲の家族・親族には弁護人選任権が認められています。)。
刑事弁護人は無罪や軽い刑を勝ち取るためには手段を選ばない、というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、私は、被疑者本人が罪を認めている事案では、自分のしたことと向き合い反省を深めさせること、更生への手助けをすることが、刑事弁護人の重要な責務だと思い、職務にあたっています(少しでも寛大な処分が得られるよう全力を尽くすのは当然ですが)。