弁護士の程塚です。
去る12月27日、茨城県の県南地域の弁護士が中心となり、
子ども法律学校を、下妻市立図書館にて開催しました。
当日は、下妻市だけでなく、筑西市、常総市からも、たくさんの小学生(5・6年生)が参加して下さいました。
私は、導入講義で、刑事裁判の仕組みを説明いたしました。
難しいのでは?とも思われますが、最近の子供たちは、
アニメやゲーム、ドラマを通して、かなり裁判のことを知っているようです。
その後、弁護士が「白雪姫」を題材にした、殺人未遂事件の模擬裁判を演じ、
子どもたちと、「犯人性」について、議論をしました。
えっ、犯人性って何? 子どもたちが、そんなこと議論できるの?
と思われる方も多いと思いますが、争点は、目撃証言が信用できるかどうか、というもの。
目撃の距離は?明るさは?人間関係は?などという、日常的な考え方をもとに、判断します。
決して、専門性が要求されるわけではないので、名探偵コナン等を見ている子どもたちからは、
鋭い意見が出て、議論は活発になりました。
将来を担う子どもたちに、少しでも法律や裁判の仕組みを
身近に感じてもらえたら、と思います。
茨城県の弁護士は、日常的な業務のほかに、このようなボランティア的な業務もたくさん行っています。
その点は、ほかの業種の方々と、ちょっと違う点かもしれません。
相続や離婚、債務整理、交通事故といった業務の他にも、弁護士の取り組みがあることを、
ご理解いただけたらと思います。