高島です。
第10回首都圏支部サミットin土浦ですが、昨日、無事に終了しました。
おかげさまで300人以上の方にご来場いただけました。
寸劇やパネルディスカッションなどの内容面についても、日弁連会長をはじめ多数の他支部の先生方から、お褒めの言葉をいただくことができました。
ディスカッションでは、土浦の裁判所の問題点がいろいろ論じられました。
裁判員裁判をするにしても、労働審判をするにしても、人的・物的に設備を拡充していく必要があります。
そのようなことから最終的に司法予算の問題として論点が収束していきました。
地域司法を充実させるための司法予算をどうやって確保するか。
今回のパネルディスカッションのテーマを一言でいえば、実は、これだったのです。
その回答としてパネリストが挙げたのが「地域司法充実基本法」の制定というものでした。
前日まで国会議員だった大泉ひろこさんなどもパネリストに加わっていただいていたこともあり、かなり踏み込んだ話が聞けたかと思います。
ディスカッションは、シンポジウム最後の催しものとして長時間を使って行われ、これがサミット全体の印象を左右します。
「地域司法充実基本法」の制定。
そういう意味でいうと、支部サミット10回目の節目としておこなわれた今回のサミットは、今までのサミットにない新たな切り口を提供できたのかと思います。
今後の支部サミットがどうなるかわかりませんが、そもそもこれは、首都圏の弁護士会支部がこれまで持ち回りで毎年開催してきたものです。
最後の最後に土浦に回ってきたことを考えると、来年は、支部サミット第2クールとして、新たな境地を切り開いていくのでしょうか。
あるいは支部サミット自体は発展的に解消して、もっと全国的な運動になっていくのでしょうか。
いずれにしても、今後は、法律制定のために具体的な行動を起こしていく段階になっていくかと思います。
将来「地域司法充実基本法」が制定されたあかつき、その源流をたどれば、そこに「首都圏支部サミットin土浦」があったということになれば、我々土浦の弁護士も少しは誇らしいではないですか。