弁護士の若林です。
今年の営業日も残すところあとわずかとなりました。
裁判事件は、基本、1か月に1期日ペースで手続きが進行するため、
1年が本当にあっという間に感じます。
さて、今回は、私の担当回としては、今年最後になりますので、
1年間を振り返って考えたことを書きたいと思います。
「弁護士=法律問題について相談する人」
「法律事務所=法律問題が発生した時に訪れる場所」
というイメージがあると思います。
弁護士は法律の専門家ですから、正しいイメージだと思います。
ですが、自分が抱えている問題が法律問題に該当するのかどうかを正確に判断できる人はそう多くないのではないでしょうか。
訴訟や調停を提起されている場合、もしくは、提起することを考えている場合は、わかりやすいですが、
一見法律とは無縁そうだけど、実は法律と密接に関わる問題だった、という事案もあります。
「弁護士に相談すべき事案なのかどうかよくわからない。
でも、とりあえず相談だけでもしてみようかな。」
今年、そんな風に考えてご相談にくる方は、私が把握する限りではいらっしゃいませんでした。
当HPでも、「お気軽にご相談ください。」と掲載していますが、
浸透していないと実感します。
もちろん、弁護士にお手伝いできることには限りがあります。
でも、できるかできないかは、話を聞いてみないと判断できません。
その意味でも、まずは相談に来ていただくことが大切だと思います。
当事務所としても、情報提供や環境整備など改善すべきところはしっかり改善し、
来年は、気軽に相談に訪れる方が少しでも増えるよう、
日々努力していきたいと思います。