Archive for the ‘最新情報’ Category

首都圏支部サミットin土浦③

2012-10-27

高島です。

来月行われる支部サミットについてです。

シンポジウムの(主な)テーマは、この前のブログにも書いた通り、土浦の裁判所でも、裁判員裁判などをできるようにしよう、というものです。

では、どうすればこれが実現していけるのでしょうか。

 

ひとつの問題として、司法予算の少なさがあると思います。

 

通常、行政の各省庁の場合は、それぞれの省庁が、財務省に概算要求というものをします。

「今年はこれくらいの予算が必要だから、予算を作ってくれ」、という要求です。

これに対して、財務省が「いや、そんなにいらないだろう。ここは削ってもいいんじゃないか」などと言ってきます。

ここで各省庁と財務省の交渉が始まります。

 

裁判所の予算については、最高裁判所が取り仕切っています。

最高裁判所が、概算要求をするわけです。

ですが、最高裁判所の場合、予算をできるだけ少な目にしか要求してないという現実があります。

予算を「もっとくれ、もっとくれ」という通常の各省庁とは真逆のことをしているわけです。

少数精鋭主義という裁判所の考え方があるからでしょうか。

 

国家予算に限りがある中、不必要な概算要求は慎むべきなのは当然です。

 

最近では、国家予算に占める司法予算の割合は、0.4パーセント程度。

司法予算が本当に十分なのかは、きちんと議論されるべきでしょう。

首都圏支部サミットin土浦②

2012-09-24

 高島です。

 11月17日開催の支部サミットですが、その中のテーマの一つに裁判員の問題があります。
 いったいどのような問題なのか、少し説明します。

 茨城県では、裁判員裁判ができる裁判所は、水戸地方裁判所ただ一つです。
 水戸地方裁判所なので、場所は水戸にあります。
 そこで行われる裁判員裁判では、事件ごとに市民の方々から裁判員を選出することになっています。
 選ばれる市民の方は、水戸にお住まいの方もいれば、もっと遠くにお住まいの方もいらっしゃいます。
 茨城県に住んでいれば、裁判員として選ばれる可能性があります。
 私が弁護人を務めた事件では、阿見町の方なんかもいらっしゃいました。

 茨城県は縦に長い県です。
 場所によっては駅が近くにないというところも多いです。
 水戸から遠いところに住んでらっしゃる方が裁判員になった時の、裁判所まで通ってくる負担は小さくないと思います。
 このあたりが問題意識の一つです。
 土浦市にも裁判所はあります。
 土浦の裁判所でも裁判員裁判ができれば、たとえば阿見に住んでる方が選ばれた場合、水戸に行くよりはだいぶ近いです。
 水戸以外でも裁判員裁判ができないか、これが支部サミットのテーマの一つになっています。

 
 支部サミットですが、弁護士による寸劇などもあり、堅苦しいだけのイベントではありません。
 誰でも見に行くことができます。
 土浦駅西口降りてすぐのウララ5階(県南生涯学習センター多目的ホール)でやってます。
 14時から開催ですので、ぜひ来てみてください。
 
 
 
 
 

茨城県弁護士会土浦支部 支部サミット

2012-09-18

弁護士の高田です。
平成24年11月17日、県南生涯学習センター多目的ホール( 茨城県土浦市大和町9番1号ウララビル5階・・・土浦駅西口直結,徒歩1分)において第10回首都圏支部サミットIN土浦が開催されます。
テーマは
 「わたしたちに利用しやすい裁判所って?
    ~支部の司法アクセスの充実を目指して」
となります。
司法アクセスの問題として労働審判や裁判員裁判が水戸の本庁でしか行われないことなど多々あります。
開場は午後1時30分、開始は午後2時となります。
第10回という節目の年における開催です。
入場は無料、申込も不要です。
参加資格は特に設けておりませんので、多くの方にご来場をいただければありがたいと思います。

日弁連交通事故夏季研修

2012-08-13

弁護士の髙田です。
平成24年7月31日に、東京都千代田区霞が関において日弁連交通事故夏季研修に参加しました。
人身傷害保険特約と自賠責保険の関係をはじめ、近年動きのある交通事故事件における論点の講義がありました。
とても整理されており大変有意義でした。
霞が関で行われた研修ですが、茨城県の弁護士も数多く参加していました。
茨城県には研究熱心な弁護士が多いことをあらためて認識しました。

土浦支部交通事故勉強会2

2012-08-09

弁護士の高田です。
先月に引き続き、茨城県弁護士会土浦支部に所属する弁護士を中心とした、交通事故勉強会に参加しました。
今回も多くの弁護士が参加していました。講師の先生は前回と同様に大変魅力ある講義を行ってくれまして2時間半があっという間に終わっていました。
交通事故に限ったことではありませんが、法律や裁判例は変化してゆきます。交通事故については保険契約の変化にも対応する必要があります。

茨城県弁護士会消費者委員会

2012-07-28

弁護士の高田です。茨城県弁護士会には各種の委員会があります。各委員会はおおむね月に1回、本庁の所在する水戸市で活動が行われています。
私が事務所をおく茨城県土浦市と水戸市とは直線距離で約50キロ弱と近いわけではないのですが、高速道路のアクセスが良いので助かっています。
平成24年7月26日に消費者委員会の活動が茨城県弁護士会新館において行われたため出席してきました。消費者問題に関する様々な情報を取得することができ、有意義な時間を過ごすことができました。また、力のある委員のおひとりから、いわゆる過払い金とすでになされてしまった判決の関係について問題提起があり、興味深く事後検討させていただければと感じました。

土浦支部交通事故勉強会

2012-07-24

茨城県弁護士会土浦支部に所属する弁護士を中心とした、勉強会に参加しました。今回のテーマは交通事故です。交通事故は弁護士がお手伝いすることにより、交通事故の被害者の負担を軽減することができる分野です。多くの弁護士が参加していました。講師役の弁護士の方が非常に優秀な方であり、とても興味深く参考になるテーマが取り上げられていました。勉強会の時間、2時間半があっという間に終わっていました。次回の勉強会も同じ先生が講師役を引き受けてくださっているようで、次回も楽しみです。

全国倒産処理弁護士研修会

2012-07-17

 弁護士の高田です。平成24年7月7日に、全国倒産処理弁護士ネットワーク関東地区第21回研修会に参加してきました。千葉市で行われたため、当事務所の所在する茨城県土浦市からのアクセスは大変でしたが、とても有意義な研修でした。
 民事再生実務における体験談や、中小企業再生支援協議会の責任者のお話など、最先端の民事再生実務に関する情報を得ることができました。
弁護士以外の参加もありました。意見交換の際に、弁護士は、簡単に破産手続きを選択してしまうことが多いとの意見もありました。あらためて、破産手続きはは最後の手段であり、依頼者や関係者のためにもまずは事業の再生を考えなければいけないということを再確認しました。

弁護士事務所ホームページ開設のお知らせ

2012-07-05

このたび、高田知己法律事務所では、ホームページを公開いたしました。
ホームページでは、当事務所の概要などについて掲載しております。
ぜひご覧いただき、当事務所を身近に感じていただければ幸いです。

また、本ブログでは、法律豆知識などをつづってまいります。
ホームページ、ブログともども、どうぞよろしくお願いいたします。

弁護士 高田 知己

 

 

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