警察から事情を聴かれた。逮捕されるのだろうか。もし、逮捕されたらどうなるんだろう。家族は、職場は、どうなってしまうのだろう・・・。
逮捕されるのかどうかわからない状況はとても不安で心配になりますよね。
一度逮捕されてしまうと、逮捕後72時間以内に釈放されなければ、その後何日間にも渡って身柄拘束が続くことになります。身柄拘束されている間は、家族とも自由には会えませんし、職場へ行くこともできないため解雇される恐れもあります。また、事件によっては逮捕されたという情報が新聞等に掲載され周囲の人間に知られてしまうこともあります。逮捕はその後の生活環境に重大な影響を及ぼしてしまいます。
ですが、逮捕される前の対応で逮捕を回避できることがあります。
例えば、痴漢や盗撮をしてしまった場合、相手方と早期に示談をし、許してもらったり、被害届を取り下げてもらえれば、逮捕されてしまうリスクを下げることができます。窃盗事件を起こしてしまった場合も、相手方にきちんと被害弁償できれば逮捕を回避できることがあります。
また、相手方のいない事件であっても、捜査機関に自分の主張や状況を筋道立てて説明し、逃亡の恐れがないことや証拠隠滅を図る恐れがないと伝えることができれば、逮捕までの必要はないと判断され、在宅のまま捜査が進むこともあります。
逮捕を防ぐためには、限られた時間内にたくさんのことをこなす必要がありますが、すべてをご自身でやるのは困難だと思います。
逮捕されそうで不安に思っている方は、まずは弁護士に相談し、あなたがどのような状況に置かれているのか、どんなことを心配に思っているのかをお話しください。弁護士は、刑事事件の流れや裁判手続きについて熟知していますから、状況に応じて適切なアドバイスをすることができます。もちろん、弁護士は守秘義務がありますから相談内容が職場や警察に漏れることもありませんので安心してご相談ください。
弁護士に依頼した場合は、逮捕前にできることは弁護士が担当しますので、ご自身の負担は軽減されます。また、状況に応じて適宜相談、アドバイスを受けられるので、精神的な不安も解消されるのではないでしょうか。
また、もし逮捕されてしまった場合でも、事前に弁護士がついていれば逮捕後すぐに警察署等に駆け付け、捜査機関に対しスムーズかつ適切な対応をすることができます。そして、弁護士が事情を説明、交渉することで、場合によっては逮捕後の勾留を回避することもできます。
逮捕されるのではないかと不安な状況はとても苦しいですし、弁護士が活動するためにもある程度の時間は必要です。そのため、なるべくお早めにご相談ください。