弁護士の高田です。
全国倒産処理弁護士ネットワーク第35回関東地区研修会(高崎)に参加してきました。場所は、群馬県高崎市のホテルメトロポリタン高崎で、3月11日に行われました。。
冒頭講演として、前橋地方裁判所民事第二部判事補から前橋地方裁判所における倒産事件状況が述べられ、倒産事件における個人情報の取扱いや管財事件処理に関する前橋地裁における留意点などが挙げられていました。。
また、「行為者不在による企業の休廃業・解散を防ぐために」というテーマで公益財団法人群馬県産業支援機構群馬県事業引継ぎ支援センターの統括責任者から基調講演がありました。せっかく事業として維持できる組織であっても後継者が不在であることから、事業が休業や廃業となり、従業員の雇用が失われるなどの結果を回避しようとする手段が述べられました。大変興味深く茨城県における同様の活動などにも興味がわくものでした。
さらに倒産処理に関わる弁護士の職業倫理について、基調講演とパネルディスカッションが行われました。通常のパネルディスカッションでは他業種の話は出ないのですが、今回は公認会計士、税理士、中小企業診断士の参加をいただき弁護士と他業種を比較するといった視点から行われました。新鮮でもあり、新しいことにも気が付かされました。そして、あらためて弁護士の職業倫理の難しさを確認することになるものでした。
帰りには地元の方からお勧めいただいた、焼きまんじゅうを買って帰りました。大変おいしかったです。